皆さんおはようございます猫枕です。
アルツハイマー病は脳の糖尿病である(鬼頭昭三先生)
アルツハイマー型認知症は第3の糖尿病である(コウノメソッド)
と言われていることをご存知でしょうか❓
実は、
ワタクシ最近、2020年11月頃、
身をもって糖尿病が認知症に直結する経験を致しました❗
その頃のワタクシと飼い猫の写真がこちらです。
不健康そうな赤ら顔ですね。
糖尿病の薬を自己調節して減らしていたら、
高血糖症状として認知症状がドバッ❗と出現致しました。
特に短期作業記憶(ワーキングメモリー)が全然ダメになって頭がメロメロになり、
夜不眠となり、
また、その頃、飼い猫の世話もままならず、
この先20年も猫の世話をするのは無理じゃないかと悩んでいました。
それで緊急に勤務先精神病院の院長に強力な睡眠薬を、同僚の内科専門医に糖尿病薬を最大限処方してもらい、猫は新聞にメッセージを出してタダで譲って、
1ヵ月くらい苦悶して、ようやく何とか持ち直して参りました。
だから皆さん、
糖尿病は認知症の大親友なのです❗❗
中年以降の方々は、
是非とも、今回の記事を熟読して警戒準備して下さい。
それでは、
雑誌【NHK ガッテン❗️】ムックの最新トピックス(2018年12月現在)をご一緒に読んで行ってみましょう。。。
高血糖が脳の老化を招き認知症のリスクを高める
①一過性の高血糖でももの忘れの原因に
高血糖になるとインスリンは糖を体の細胞に取り込むだけで精一杯で脳にまで手が回らず、脳がインスリン不足になります。
脳のインスリン不足が起こると作業記憶(ワーキングメモリ)がうまく働かず、注意力や集中力が低下します。
その結果、もの忘れや、うっかりミスが起こりやすくなります。
脳のインスリン不足が頻繁に長く続いたら、脳にダメージが積み重なって、認知症のリスクが高まります。
即ち、糖尿病でない人でも、血糖値が高いほど認知症のリスクが高いのです。
(アメリカの最新研究結果)
※ワーキングメモリについて詳しくはこちらをどうぞ。
②血糖値を抑えれば認知症予防に効果大
高血糖による認知機能の衰えに気を付けたいのは、
HbA1c:5.7%以上
食後血糖値:140mg以上
の人です。
即ち糖尿病予備軍の人です。
予備軍の段階で食事や運動などライフスタイルを見直せば、糖尿病予防も可能です。
そして、糖尿病の合併症の一つともいえる認知症の予防にもつながります。
つまり、生活習慣次第で脳の老化をかなり予防できるということです。
(上記ムック6~7ページより抜粋)
アルツハイマー病と糖尿病の根本原因は同じ
①インスリン抵抗性(糖尿病でインスリンがうまく働かない状態)
インスリンは脳では【記憶物質】として働いています。
即ち、インスリンは糖を海馬(記憶に働く脳の部分)に取り込んで記憶力を高める役目を果たしています。
インスリン抵抗性が起こると、脳内の情報伝達が適切に行われなくなり、海馬も糖を取り込めず、記憶力や認知機能の低下を招くのです。
②アミロイドβの蓄積
インスリンが十分働かないと、アルツハイマー病の原因物質【アミロイドβ】というたんぱく質が排出されにくくなり、脳に蓄積します。
①②の通り、糖尿病とアルツハイマー病はともに、インスリンの働きが悪くなることで起こる病気です。
即ち、アルツハイマー病は脳の糖尿病なのです。
コウノメソッドによる脳の栄養学的ケア
ワタクシはコウノメソッド実践医ですが、2019年3月の研究会において河野和彦先生は講演でこうおっしゃっておりました。
『糖質制限によって体内にケトン体(抗酸化物質)を増やして、細胞のエネルギーにさせることにより認知機能が改善する』
『MCI(軽度認知障害)を認知症にコンバートさせない方法の筆頭に糖質制限を挙げる』
※河野先生の著書は多数ありますが、ご参考までに一つ挙げておきます。
最後までお読み頂きありがとうございます。