8/5真夏の朝、隣のMoさんの畑の前に並ぶひまわりは殆ど花が落ちています🥵
皆さんおはようございます、猫枕です。
2019年8月5日、近所の公民館で3回目の認知症講話を致しました。
家から公民館まで約5分歩いていくのですが、ワタクシの不調に似合わしく、隣のひまわりがごっそり枯れていました。
猛暑でも元気なのは蝉ばかりですね。。。
- 生活習慣が遺伝子を動かす!?
- ①遺伝子の効力発現には生活環境・生活習慣が大きく影響する
- ②認知症と遺伝子異常の3パターン
- ③アポE4遺伝子
- 笑いヨガのプロ、神田年生さんがやって来ました
- 蛇足ながら、ワタクシの講話後の質疑応答も載せておきます
生活習慣が遺伝子を動かす!?
今回の講話で使ったプリントは以上です。
遺伝子の本体DNAの二重らせん構造のキレイな写真と、壊れたジグソーパズルを掲載致しました。
①遺伝子の効力発現には生活環境・生活習慣が大きく影響する
病気の発生に当たっては、遺伝よりも生活習慣の方が重要な役割を演ずることが多いのです。
例えば、ナイジェリアよりもアメリカの黒人の方が、認知症も脳卒中も糖尿病も、それぞれ、4、8、10倍多い。
(アメリカの研究)
また、一卵性双生児の片方が認知症になった時、もう片方も認知症になる可能性は50%です。
(スウェーデンの研究)
つまり、遺伝子≠宿命なのであります。
②認知症と遺伝子異常の3パターン
❶原因遺伝子(責任遺伝子)
アルツハイマー型認知症の中には、30~40代で発症する遺伝性認知症があって、単独の原因遺伝子が存在することが判明しております。
これは予防策がありませんが、極めて稀です。
(全認知症の0.001%以下)
❷感受性遺伝子(リスク遺伝子)
これは❶のように単独でなく、複数の感受性遺伝子が少しづつ影響し合って病気を引き起こします。
ゆえに、生活環境・生活習慣の色々な要因を改善して、色々な感受性遺伝子を刺激して動かさない❗️ようにすると病気の抑制が可能になって来るのです。(研究中)
❸後天的に遺伝子異常が起こる
胎児のいる母体の健康管理が重要なことは皆さんよくご存知だと思います。
(伊古田俊夫著【40歳からの「認知症予防」入門】31ページより引用)
生後についても、生活環境・生活習慣によって遺伝子に影響を及ぼします。
③アポE4遺伝子
アポE4遺伝子はアルツハイマー型認知症の感受性遺伝子として有名です。
これが一つあるとアルツハイマーになる確率が3倍、二つあると8倍になります❗️
一方で、アルツハイマーを発症した人の半数はアポE4遺伝子を持っていません❗️
アポE4遺伝子が実際にどれくらいのリスクをもっているのか、まだ良く分かっておらず、この遺伝子の効果を無力化する生活習慣や生活環境は解明されていません。
が、生活習慣の改善によって感受性遺伝子の働きは低下し、認知症の発症リスクが低下するのは事実です。
認知症の予防が遺伝子レベルでも可能であることが解明されつつあります。
笑いヨガのプロ、神田年生さんがやって来ました
今回の認知症カフェ出前カフェは専門学校の先生達がお休みで、あんしん研究会の神田年生さんが特別ゲストとして登場し、皆さん大いに笑いまくっておりました。
熟練のプロの迫力は凄い❗️
グイグイ腹の底から笑わせてくれました❗️
蛇足ながら、ワタクシの講話後の質疑応答も載せておきます
情けない❗️
ホンッとに情けない❗️
メロメロの質疑応答でした。
遺伝子の話しは自分から説明するのも、聴衆の皆さんが理解するのも、難しくて苦しくて疲労困憊し、今回は講話後すぐに家に帰って休ませて頂きました。
最後までお読み頂きありがとうございます。