猫枕せんせい

NOアイドルNOライフ!

【なんとめでたいご臨終】(小笠原文雄)を読んで、ワタクシお一人様の最期は是非とも在宅ケアを受けたいと思います❗

 

なんとめでたいご臨終

なんとめでたいご臨終

 

 

皆さんおはようございます猫枕です。

 

ワタクシ57才、お一人様、

 

他人事じゃない人生の最期を考えてみましょう。

 

在宅ホスピス緩和ケアについて。

 

日本在宅ホスピス協会会長・小笠原文雄先生の著書、

 

【なんとめでたいご臨終】

 

 を読んで、気になった箇所を抜粋致しました。。。

 

 

 

余命3カ月、子宮頸がんの40才女性

 

『もう一度海外旅行に行きたい❗️』

 

と言って病院を退院して、

 

彼女は小笠原内科での在宅ホスピス緩和ケアを始めました。

 

他院で入院中は痛くて座ることも出来ませんでした。

 

まずは24時間苦しんでいた痛みを取るために、

 

①ソル・メドロール(副腎皮質ホルモン)を毎日注射。

 

②3種類の医療用麻薬を使用・・・モルヒネ、オキシコドン、フェンタニル。

 

③訪問看護師によるマッサージと心のケアなど。 

 

を行いました。

 

それで痛みが取れると、

 

彼女のADL(日常生活の基本的動作)はどんどん向上して、

 

1カ月後には韓国旅行が実現しました❗

 

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念願かなって

 

『楽しかった❗️』

 

と満面の笑みで帰国して3カ月後、

 

彼女は穏やかに旅立たれました。

 

諦めかけた願いも在宅ホスピス緩和ケアなら叶う可能性があります❗️

 

『余命は入院していれば1カ月、退院したら5日』と言われた72才女性

 

彼女は大量のがん性胸水で苦しくて、

 

食事が口から食べられませんでした。

 

で、

 

入院中は毎日胸水を1200ml抜いて、

 

1000mlの水を必死で飲みました。

 

その上、

 

高カロリー輸液を2000mlも点滴されていました。

 

それで全身がブクブクにむくんでおりました。

 

なぜなら病院では、

 

患者を健康に戻して何年も生きられるように治療しています❗

 

即ち、

 

余命1ヵ月の彼女に、

 

健康人に必要なカロリーと水分を点滴していたのですが、

 

明らかに過剰投与ですね❗️❗

 

そこで、

 

在宅ホスピス緩和ケアでは、

 

バッサリと減量しました❗

 

水分を5分の1、カロリーを10分の1に。

 

その結果、

 

彼女はお腹が空いて口からご飯が食べられるようになり、

 

むくみも取れて呼吸が楽になって笑顔になれました。

 

退院したら5日の余命❗️

 

が、5日で元気になりました❗️❗️

 

1カ月後には庭で日向ぼっこ、

 

2カ月後には畑仕事が出来るようになりました。

 

それから5年後も元気です。

 

腫瘍マーカーCA125の値は、

 

在宅ホスピス緩和ケアを始めた頃の

 

2040⇒9

 

に激減しております。

 

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余命数週間、ひとり暮らしで入院拒否の79才男性

 

在宅ホスピス緩和ケアを開始して、

 

ソル・メドロールやモルヒネの投与をしたり、

 

呼吸指導などを施行して、

 

数日後には息苦しさがなくなり、

 

2週間で酸素吸入を止められました。

 

その後、

 

末期がんにもかかわらず、

 

大好きな風呂(訪問入浴)上がりにはビールを飲んで、

 

至福の時間を過ごしておりました❗

 

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2カ月ほど経って体力が落ちて動けなくなって、

 

それから、

 

いよいよ最期を感じた頃合に、

 

遺言を息子たちに直接言いました。

 

夕方6時間もかけて遺言し、

 

その日の深夜穏やかに亡くなりました。

 

彼は3カ月、

 

毎日訪問介護と訪問看護、週に一度の訪問診療を受けましたが、

 

自己負担額は7万程度でした。

 

仮に緩和ケア病棟に入院していた場合は13万程度です。

 

小笠原内科の約8割の患者さんは、

 

ひとり暮らしでも自費負担なく、

 

医療保険と介護保険の枠の中で自宅で最期まで暮らしています。

 

【家で最期まで朗らかに過ごすための金額】

 

は決して高くないのです。

 

ワタクシは老後に2000万円❓

 

も溜め込んでいられるとは全然思いませんが、

 

せめて、

 

病院でなく自宅でこのような在宅ケアを受けて最期を迎えたいものだと、

 

切実に思う今日この頃でございます❗

 

 

 

 

 

最後までお読み頂きありがとうございます。