皆さんおはようございます、猫枕です。
ワタクシは一応認知症を診る、オレンジドクターの盾を持っていますが、カフェに参加すると非常に楽しく認知症予防の色々な催しが開催されています。
というわけで、毎度おなじみの伊古田俊夫先生の本を要約致したく存じます。
今回は基本中の基本の話で皆さんご存じだと思いますが、復習をかねて読んで行きましょう。
アルツハイマー、レビー、ピックの早期症状の話です。。。
何回も同じことを訊くアルツハイマー型
(出典:minnagokaigo.com)
アルツハイマー型認知症の代表的な早期症状は、
『新しく体験したこと、学んだことをきちんと記憶しておけない』
という記憶障害です。
ゆえに、日程なども忘れがちになって周囲に何度も確認します。
窓からキツネが! レビー小体型
(出典:camp-fire.jp)
レビー小体型認知症では、発症前から現れる2つの症状が注目されています。
①レム睡眠行動障害(RBD:REM sleep behavior disorder)
夜寝ている間に大声を出したり、動き回ったりする。
RBDを起こした人の、3~4割にパーキンソン病やレビー小体型認知症を発症する可能性があるので要注意です。
レム睡眠は夢を見ていて、急速眼球運動を伴う浅い眠りですが、眠っているのに大声で動き回るのはやはり異常です。
ご本人が何の自覚もなくやらかすのではご家族が大変でしょう。
早急に病院に連れて行かねばなりません。
②自律神経障害
たちくらみや、失神でいきなり倒れることも多く要注意です。
さらに、本格的に発病すると、レビー小体型の代表的な症状【幻視】
が出現致します。
(出典:hobby.dengeki.com)
『窓からキツネが入ってきて私の布団に潜っている』
といったように、具体的な動きを伴う幻視がよく現れます。
マイペースの極み、前頭側頭型
(出典:minnanokaigo.com)
別名【ピック病】の前頭側頭型認知症では、記憶障害に先立って、人柄や行動に問題が現れます。
早期診断が難しい病気です。
認知症らしい症状に乏しく、うつ病や更年期障害などと診断されることも少なくありません。
中高年になって他人や社会のルールを無視する傾向が現れたら、
前頭側頭型認知症を念頭に置いて経過を観察する必要があります。
最後までお読み頂きありがとうございます。